HDDは棚や倉庫
今更ですが、HDDは「ハード・ディスク・ドライブ」の略です。
「Hな動画は大体保存する」の略ではありません(^^
ハードなディスクのドライブ
ハードディスクドライブはレコードプレーヤーによく似ていて、磁気を帯びた円盤を高速で回転させ、データを磁気で読み込んだり書き込んだりする装置です。その円盤がアルミニウムやガラスなどの硬い(ハードな)素材で出来ているので「ハードディスク」という名前になっています。
逆に柔らかいフィルムのような素材でできている記憶媒体が、最近はめっきり見なくなった「フロッピーディスク(またはフレキシブルディスク)」です。
同じ記憶媒体であるメインメモリとの違いは・・・
- 電源を切ってもデータが保存されている
- メモリより大容量で膨大なデータを保存出来る
- 代わりにメモリに比べれば速度は非常に遅い
しかしかつて主流だったフロッピーディスクに比べれば、遥かに大きな容量を遥かに速い速度で読み書き出来る為、現在でも記憶装置の主流となっています。
現在の容量の単位はGB「ギガバイト」とTB「テラバイト」が主流です。
1GB=1024MB(メガバイト)、1TB=1024GBですが、ピンと来ないかもしれませんね。
1枚のフロッピーディスクが約1.4MB。1GBでフロッピー731枚分。大量です。
1枚のCDが約700MB
1枚のDVDが約4.7GB
1TBのハードディスクで、DVD約217枚分の容量が保存できます。
ハードディスクの容量が大きくなればなる程たくさんのデジカメ画像や動画などが保存でき、高速に読み書きする事ができる為便利です。
「Hな動画は大体保存する」HDDな方は容量が大きいに越した事はありません。
HDDは消耗品
便利で万能のように見えますが、HDDは消耗品です。
円盤を高速で回転させている為、外部からの衝撃やホコリの侵入に弱く、高速に回転させる為のモーターやベアリングなどの稼働部品が多いので、摩耗やガタつきが発生して突然壊れる事もあります。
その為、重要なデータはいつHDDが壊れてもいいように定期的にDVDや他の記憶媒体にコピーしてバックアップを取っておく必要があります。
容量が大きくなればなる程データの整理が大変です。
特に初心者はHDDのバックアップなんてしないので、突然壊れた時に慌てふためく事になります。
容量が大きいに越した事はないのですが、その分整理整頓を含めたこまめな管理が必要です。
最近のパソコンは最低でも500GBのHDDを積んでいる事が多いので、ほとんどの人はこの容量で十分です。服が100着あるだけなのに、10,000着収納できる棚を購入してもデカくて持て余すどころか、邪魔になってしまいます。
ハードディスクは後でいくらでも追加できます。
自分の身の丈に合った容量を選んで下さい。
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